顔と身体、どちらの印象が大切?

前回の記事でもお話ししたように
パーソナルデザイン診断は
「顔」と「身体=骨格」両方の印象を見ていく診断です。
前回の記事はこちら↓
では「顔」と「身体」、どちらを優先すべきなのでしょうか?
私がコンサルタントとして学んでいた頃、師匠の香咲先生はこうおっしゃっていました。
「基本は顔を見る」
確かに顔は、その人の印象を大きく左右する部分です。
ですが、実際に診断をしていくと、
「顔だけ」では似合うファッションが見えにくい方もいるのです。
なぜでしょうか?
それは、顔よりも身体の印象が強い方がいるからです。
この場合、顔を優先して選んだファッションが
「なんだかしっくりこない」「服に負けて見える」と感じることがあります。
印象の強さのパターンは3タイプ
イメージ図にすると、3つのパターンがあります。
※これは実際のサイズではなく、印象の強さをイメージした図です。
特に③のように「身体の印象が強い方」は、
顔の印象だけを優先するとファッション迷子になりやすい傾向があらように感じます。
身体の印象を優先すべきのはどんな人?
• 顔は可愛らしいのに、体に厚みやボリュームがある方
• 顔はシャープなのに、身体は華奢な方
• 顔は柔らかい印象でも、骨格がしっかりしている方
こうした方は身体の印象を優先することで、
よりしっくりくるファッションが見つかることが多いです。
診断現場での実例
【ケース①】
お顔:柔らかく優しい印象 → フェミニン・ソフト系が似合いそう
身体:身長が高く肩幅あり・骨格しっかり
顔に合わせて甘めの服を選ぶと「服に負ける」ことも。顔の優しさはメイクやヘアで引き出しつつ、ファッションは身体に合わせて「直線的・少し辛口」にすると一気に垢抜けます。
【ケース②】
お顔:シャープでクール → モード・直線的デザインが似合いそう
身体:小柄で華奢
顔に合わせて辛口ファッションを選ぶと、服が重く見えることも。ファッションは「柔らかさ・軽さ」を意識するのが◎
ヘアやアクセサリーでシャープさをプラスすると、女性らしさとクールさが両立します。
【ケース③】
お顔:中性的でシンプル
身体:骨格しっかり・ボリューム感あり
顔に合わせてシンプルな服を選ぶと、全体が物足りない印象に。身体の存在感に合わせて、デザイン性のある服や質感がしっかりした素材を選ぶと垢抜けます。
顔と身体の「バランス」を見極める
パーソナルデザイン診断では、
こうした「顔と身体のバランス」に注目し、
全身の印象から“あなたに似合う”を導き出します。
もし、これまで「顔を優先して選んだ服がなんだか合わない」
と感じているなら、一度身体の印象を考慮してみると、
今まで見えて来なかった、【似合うもの】が見えてくるかもしれません。